ポートワン(Portone) PG契約後のレビュー
はじめに
DLogという多言語ブログサービスを運営しながら、サブスクリプションベースの有料機能を提供したいと考えました。そのためにはクレジットカードの定期支払い機能が必要であり、必然的にPGサービスとの契約が求められました。いくつかの方法を考えている中で、Portoneを利用すればPGサービスが変更されても同じコードをそのまま使用できるという点に気づき、これは非常に大きな利点でした。PortoneはPGサービスと開発者の間の仲介役として安定した印象を受けました。この記事では実際にPortoneを通じてToss Paymentsと契約し、定期支払いシステムを構築した過程を共有しようと思います。
Portoneを選んだ理由
様々なPGサービスを選択可能
一般的なカード支払い、定期支払い、簡単決済、海外決済、本人認証など、様々な支払いサービスが可能であり、Portoneが幅広くサポートしています。
ドキュメントが整備されている
公式開発者ドキュメントに連携方法がよくまとめられており、実際の連携過程中に困難があった時でも迅速で親切な回答を得ることができました。
実際の契約に必要な書類
📄事業者登録証
PGサービスと契約するために必須の書類です。私自身も事業者を登録し、事務所がないため自宅の住所を登録しましたが、自宅の住所が公開されるという欠点もありました。後日、事務所や非常駐事務所を取得して変更すればよいです。
電子商取引業申告
ウェブ/アプリで定期購読商品を販売するためには電子商取引業申告が必要でした。政府24で行うことができ、毎年1月に約4万ウォンの費用を支払う必要があります。
返金ポリシーURL
返金基準および手続きを明記したページをサービスに含める必要があり、この文書のURLをPGサービスに提出する必要があります。[例]
Toss Payments契約の進行
Portoneを通じてToss Paymentsと契約を進める際に最も良かった点は明確なガイドと迅速なフィードバックでした。私の場合、通常1〜2日以内に回答を得ることができ、担当者の案内に従って着実に進めると大きな困難なく迅速に手続きを終えることができました。
申請から契約完了まで約1週間以内で全ての手続きが完了し、初めてPGサービス契約を進めた私にとっても十分に追えるような親切な流れでした。
この経験を通じてPGサービス契約手続きを習得でき、次に新しいサービスをローンチする際にははるかに迅速かつスムーズに進めることができるだろうという自信も得ることができました。
定期支払い方法
私が申請したサービスはクレジットカードの定期支払いであり、これを実現する方法は大きく2つに分かれました。一つはビリングキー方式、もう一つはAPIを介した直接支払い方式です。
ビリングキー方式
ユーザーがToss Paymentsの支払いウィジェットを介してカード情報を入力すると、カード情報はToss Paymentsで安全に保管され、私たち側には支払いに使用できるビリングキーだけが提供されます。
-
カード情報を直接保存しないためセキュリティ負担が軽減され
-
PGサービスの審査や契約も比較的簡単で迅速です。
API直接支払い方式
この方式はカード情報を直接保存または受け取って支払いを処理する構造です。
-
支払いウィジェットを使用しないためUI/UXを柔軟に構築できる利点がありますが、
-
セキュリティ要件が非常に厳格で、PCI-DSSなどのセキュリティ認証要件を満たさなければならないこともあります。
現在、DLogブログはビリングキー方式を使用しており、初期設定が簡単で迅速に実装できる点から有利だと判断しました。
ただし、両方の方法を経験してみたいと考えており、将来的にはAPI方式でもテストしてみる予定です。
今後気になること
-
新しいサービスをローンチする際にPortoneの加入費や審査費用を再度支払う必要があるか
-
1つのPGサービス契約で複数のサブドメインサービスに定期支払いを適用できるか
